シリコンバレーの片隅で

シリコンバレー在住駐在員の日常生活について

シリコンバレー教育事情(帰国子女の受験奮闘記その1)

帰国子女の受験

アメリカの話ではなく、日本の話しとなってしまう。任期が迫ってきたので、長女と進路のことについて話をした。その結果、日本へ帰国する前提で受験を検討することとなった。これが2017年夏頃の話。既に高校一年の年齢であるため、当初編入を検討していたが、帰国子女受け入れ校を調査したり、学校見学したところ、1年学年を下げて受験したほうが、競争率面で良さそうという結論に至った。

受験準備・対策

さて、だとするとどういった対策が必要なのか?これがよくわからなかった。娘の先輩の例を見ると、学習塾に通い対策をした人が多いようだが、娘は塾には通う気なし^^;。しかも現地校の宿題が多すぎて全く他のことをする余裕がない状況(毎夜、毎朝悲鳴に近い嘆き、あー宿題終わってないーと。。。)。また募集要項を見ると、推薦入試などは面接だけとか面接+論文が多く、まずはこの対策が必要であろうという結果になったが、それでも一体何を具体的にすれば良いのか、依然モヤモヤした状態であった。

両親とも普通に高校受験(都立)を受けただけなので、帰国子女に関する受験のアドバイスもできない状況。

英検準一級が帰国子女推薦の条件となっている高校が多く、直近の目標として英検準一級を取ろうということになった。これが9月くらいだったように思う。 

 

英検準一級取得

 英検準一級を目指すため、それまで通っていた会話中心の英会話スクールから資格取得に力を入れてくれてる英語塾へ切り替えた。その結果、ギリギリであるが、英検準一級をパスするとができた。英検準一級受験はLos Angelsまで行く必要があり、一次と二次と計2回LAまで行くことに。資格取得にも費用かかるのね。。。

 

願書作成

受験は早いところで12月頭くらいから始まる。そのため願書提出が11月中に必要な高校がいくつかあった。

願書作成もそれなりに難航。特に、娘は自己アピールの作成に頭を悩ませていた様子(なぜこの高校に行きたいのかの自問自答の繰り返し。)。必要書類である、成績証明書、Principalの推薦状など、これらの依頼も英語観点でそれなりに苦戦。娘の場合、1年間日本の中学校、2年目は現地のMiddle、3年目はHigh Schoolなので、3校へ言って、依頼する必要があり、これが結構たいへんだった。

日本の中学校は電話とメールでやり取りし、日本出張時に受け取るという方法を取った。日本の中学校の対応は非常に良かったのがありがたかった。

とりあえず、願書はFedexで郵送し、12月に受験する高校への準備は整った。あとは受けるのみである。ここが長い受験ロードの入り口であった。。。

 

つづく。